頒布資料
ネダノンマニュアル Ver.9
■配布のご案内
「ネダノン」は強度が高く吸放湿性や断熱性に優れ、住宅の床・壁・屋根に使用することにより、快適な住環境を創出します。このネダノンマニュアルでは、ネダノンの特徴や施工方法を用途ごとにわかりやすく解説しており、構造計算や実験データなども掲載しておりますので、設計事務所などが行政へ説明する際の資料としてもご活用いただけます。
■ネダノンとは
ネダノンとは、日本合板工業組合連合会傘下の各社が共通した商品名で生産するJAS構造用合板(24、28mm以上)の商標登録です。
・ネダノンは国産材を中心に製造しています。
・ネダノンは強度が高く、ネダノンで造る床や屋根は従来に比べてはるかに高い耐震強度があります。
・ネダノンは火災に強く、28mm厚ネダノンで構成する床は国土交通省による45分準耐火認定(ネダノンQF45)を取得しています。
・24mm厚ネダノンで構成する耐力壁は国土交通省による倍率5.0の認定(ネダノンスタッドレス5+)を取得しています。
・ネダノンは吸放湿性や断熱性に優れており、快適な住空間を創出します。
・ネダノンを用いた住宅の建設は、地球環境と日本の国土保全に貢献します。
■ネダノンの特徴と性能
ネダノンを利用すると、次のようなメリットがあります。
・火打材とみなされます
・耐震性能(水平構面としての性能)が向上します
・たわみが減少します
・床鳴りが発生しにくくなります
・低コストで耐火性能が確保できます
・気密性が確保できます
■住宅金融支援機構の「木造住宅工事仕様書」に、『ネダノン仕様』が記載されています。
支援機構仕様書2019年度版(抜粋)
- 5.8 床組
- 5.8.6 火打材
- 床組面(及び小屋組面)には、床組を補強する火打材を設けるものとする。火打材は、火打ばり又は構造用面材とする。なお、構造用面材は床下地合板と兼用することができるものとする。
- 5.8.8 構造用面材による床組の補強方法
- 5.根太を用いない床組とし、直接、床下地板を床ばり又は胴差に留め付ける場合の取合いは、次による。
- イ.下地板の品質は、合板のJASに適合する構造用合板で厚さは24mm以上とする。
- ロ.下地板は、その四周囲を床ばり又は胴差しに直接留め付ける。N75くぎを用い、間隔150mm以下で平打ちして固定する。
- ハ.床下地板にさね加工を施した構造用合板を用いる場合は、床ばり又は胴差しに、構造用合板の短辺の外周部分に各1列、その間に1列以上になるように、N75くぎを用いて150mm以下の間隔で平打ちして固定する(はり等の横架材の間隔が1m以下の場合に限る。)。
- 5.根太を用いない床組とし、直接、床下地板を床ばり又は胴差に留め付ける場合の取合いは、次による。
- 5.8.6 火打材
『ネダノンマニュアル』概要
【目 次】
・第I部 ネダノンの性能と生産品目
・第II部 標準的な仕様と施工方法
1. 木造軸組構法の床への利用
2. 枠軸組壁工法の床への利用
3. 壁への利用
4. 屋根への利用
5. ネダノンを利用した断熱化工事
・第III部 構造計算による設計
・第IV部 実験データ
(A4版・全65ページ)
■お申し込み方法
ご希望の方は、資料請求ページからお申し込みください。
■お問合せ先
東京合板工業組合/東北合板工業組合
〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-21-2
TEL:03-5214-3636 / FAX:03-5214-3660
E-mail:info@ply-wood.net
日本合板工業組合連合会ホームページで、国産合板(日合連傘下メーカーが製造する国産合板)に関する生産、品質、性能、使用方法、施工方法などの技術情報に関するお問い合わせを受け付けています。