設計時のポイント - 天井裏等の対策 -
■建材による措置
- 天井裏等に使用する下地材、断熱材等に「第3種等級」または「規制対象外等級」の建材を使用する
- 柱、間柱、胴縁等の軸的材料、部分的な接着剤、部分的な塗料は対象外
■気密層、通気止めによる措置
- 気密層または通気止めを、居室と天井裏等の境界すべてに設ける
- 間仕切り壁以外の部分で使用可能な材料は、厚さ0.1mm以上の防湿フィルム、透湿防水シート、合板、吹付けウレタンフォームなど
- 間仕切壁、外壁で使用可能な材料は石膏ボードなど
■換気設備による措置
- 第1種換気の場合は、居室を「天井裏等」より負圧にしない
- 第2種換気の場合は、躯体内部への漏気により結露の危険性があるので注意する
- 第3種換気の場合は、天井裏の排気量を全排気量の1/5以上で計画し、居室が天井裏等より負圧にならないようにする
- 全館換気システムや24時間換気システムなどを取り入れて、居室の換気と一体で計画することも有効